夜空のドーナツ

2010.02.10

キィニョンとアマンディーヌは夜の森を探検中。
冬は寒いけど、空がきれいなんだって。
温かい洋服と大きなブランケットをもっていけば平気さ。
森の奥の奥にとてもとても眺めがいいところがあるんだ。
一緒にいこう！
２人は森の奥へ
こんなに寒い季節なのに、そこは緑がいっぱい。
ふかふかの葉っぱの上に大の字になってお空を眺めました。
ぴかぴか、きらきら
アマンディーヌは空に向かって手を伸ばしています。
何をしているの？
だって、届きそうなんだもん。
とどく？
星は遠くて、とどきません。
でも届きそうなくらい、キレイで、たくさんの★が夜空を覆っていたのでした。
キィニョンも真似をして・・・
つかめないね。
って２人で笑い合いました。
その日の夜空は２人の宝物です。
次の日、キィニョンはある事を思いついたのでした。
小屋の工房にこもってなにかつくりはじめています。
できた～。
それは、
かわいい星のクッキー。
ポッケにしのばせて、アマンディーヌに逢いにいきました。
アマンディーヌはいつものように、
ドーナツにチョコレートの霧をたっぷりつけてオシャレしています。
そして、キィニョンはそのチョコレートが乾く前にそっとポッケのクッキーを飾ったのでした。
アマンディーヌは鏡を見てびっくり。
あの夜空と同じお星様がいっぱい！
ふたりはきれいな夜空を思い出した微笑みました。
ふたりの思い出の夜空とクッキーのあたらしいドーナツができあがりました。

只今マルイの森で販売中の“夜空のドーナツ”のおはなしです。
久々に、こんな“ロマンチック”なことを考えてしまいました。
バレンタインが近いからでしょうね。
イラストを描いてから・・・と思っていたら、どうにも2010年のバレンタインに間に合いそうになかったので、ラフスケッチですみません。
「こんなおはなしがあるんだって～。」なんて茶化しながら、
大切な人とこのドーナツを頬張ってもらえたら・・・
私たち（キィニョンスタッフ）にとって、こんなに幸せなことはありません。
では、
inocao