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私の推しパン〜長坂編〜

2019.07.10

国分寺本店スタッフの長坂さん。

10年近く、本店を支えるベテランスタッフであると同時にオシャレママさんでもあります。きっと娘さんもオシャレな感じなんだろうなぁ。我が家の息子たちみたいに、首回りがヨレヨレに伸びたTシャツとか、白いはずがベージュになったズボン(純粋に泥汚れが落ちなくなった)とか、着てないんだろうなぁ、という感じです。

(本店改装の際も看板を塗り塗りしてくれましたー)

 

本店では毎月パン便りを手描き作成してくれたり、読み聞かせやワークショップの運営を担ってくれたりと、キィニョンのために持ち味を発揮してくれている長坂さん。

 

おススメしてくれたパンが、これまたオシャレ!

「ミントとカマンベールのもちもちパン」。

私がキィニョンで働きはじめる前に販売していたパンなのだそう。ミントとカマンベールチーズの組み合わせですよ! 想像しただけで美味しそうですよね。爽やかな風味にカマンベールのコク。買ってそのままランチとして楽しんでいたとのこと。食べたい!!!!!!!!!!!! と、いう訳で生地をかえて再登場!? 販売が決まりましたら改めてお知らせしますね!お楽しみに〜。

 

 

「明太チーズ」。

私も大好き!「明太チーズ」。しばらく本店から姿を消していたのですが、先月から期間限定で販売をリスタートしています。どうやら本店で購入できるのは今月いっぱいのようです。(が、エキュート立川店では定番商品、というように、店舗によって異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。)そのため私はせっせと買いだめしています。私の場合、温め直した方が美味しいんだろうなぁと思いながらも、せっかちなのでそのまま食べていました。が、ここはひとつ長坂さんのおススメに習って温め直すか!と、重い腰をあげました。するとどうでしょう、たちまち撃沈です。トリコです。もう、ジュワジュワ〜っと。チーズやらバターやら、明太子やらカロリーやら(笑)玉ねぎの食感も良い感じです。ただ、私は長坂さんのように娘さんと半分こなんて素敵な事はしませんからね。独り占めです。息子たちに「それ何?」と、聞かれたら「大人の食べ物」と即答します(笑)もっちりのフランスパンもバランスばっちりです。待ちきれないときは、10数秒レンチンして済ませます。トーストの方が断然おいしいですが、何もしないより、おいしいです。

 

「ナッツナッツ」

くるみ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、マカダミアナッツの4種類の香ばしさと食感がナイス! ただ、時々ナッツが少なかったり偏っていたり……残念な事も。こればっかりは分割とか成型時の話なので致し方ないのかもしれません。基本的にはナッツがゴ〜ロゴロ。

ときどき出会うホワイトチョコの甘さに惚れちゃいます。生地自体は甘くないので、ホワイトチョコが絶妙なアクセントになってくれます、。顎の疲れに負けることなく、食べて欲しいパンです。こういう噛みごたえのありパンを食べると顎も鍛えられて一石二鳥ですよ!

 

長坂さんのおすすめは7〜8ミリにスライスして食べる方法。私は恵方巻き状態でかぶりついて食べてます(笑)

 

それぞれのパンにあった食べ方・楽しみかたについて考えさせられた今回。

あなたの「お好みにピッタリなパンと食べ方を」いろいろとお試しくださいね。

 

とく

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夏は目前!?
麦酒に合う!夏に合う!パンが登場します

2019.07.03

今年の国分寺周辺は「梅雨」らしい「梅雨」ですね。朝から晩までいつ降り出してもおかしくないような曇り空のもと、肌寒かったり、蒸し暑かったり……。まさに梅雨空。

そろそろ、日射しが恋しくなって来ましたね。

そろそろ、夏が待ち遠しくなって来ましたね。

 

えだ豆三四郎

ほぼ条件反射的に、えだ豆三四郎がお店に登場すると夏の訪れを感じるようになりました(笑)

今年はまだピンときませんが(涙)

 

モッチリのパン生地から顔を出す旨味が詰まったベーコンと枝豆。

たっぷりのチーズとブラックペッパーが食欲を刺激します。

私はトーストした方が外側がパリっとして好きです。

スライスして麦酒のおつまみとして。

朝食やランチにはそのままかぶりついて。

オールマイティなお惣菜パンです。

 

湿度が高くて蒸し暑い!

そんな金曜の夜は「えだ豆三四郎」をトーストしてスライスして、ビールとともに『ゴクッとパリッとクーッ。』が、おススメです。

オリーブとチーズとくるみ

えだ豆三四郎よりもおつまみ要素が強く、スナック要素が強い「オリーブとチーズとくるみ」。

引きの強いくるみ入りフランス生地に、ザク切りにしたグリーンオリーブとチーズをのせて捻って焼いたこんがりフランスパンです。チーズの塩気が後引く味わい。スライスして、サラダやディップと共に頂けばそれだけで立派な一品になりますよ。

キャラメルクリームサンド

甘みとほろ苦さのある自家製キャラメルソースを爽やかな味わいの北海道産クリームチーズと合わせて、歯切れの良いフランス生地で挟みました。クリームチーズの爽やかな酸味とキャラメルクリームのほろ苦さで大人の味わいです。

トッピングしたクラッシュアーモンドの食感と香ばしさ、マルドンソルトの塩気がアクセントとなり、暑い日でも食べたくなる一品です♪

さっそく実食しましたが、好みの味わいでした。きび糖のクリームサンドより甘さ控えめです。


		
        
        
        
		
カテゴリ:パン
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究極のバタートースト番外編

2019.07.02

バターの種類の違いによる味の違いを見分けられるのか?

そもそも、私はそんな敏感な舌を持っているのか?

興味があるような、ないような、やっぱり気になるこのテーマで「勝手に自由研究〜バター編〜」です。

興味はあってもなかなか手が出なかった「グラスフェッドバター」を、とあるスーパーで見つけてしまった事に端を発した今回の番外編です。目にしてしまった以上、買わない訳にいきません。しかも、250gで500円という高価だけれども手の届く価格帯! 買っちゃいますよね。そして、振る舞いますよね〜(笑)

 

グラスフェッドバター」と「発酵バター」

この違い、ご存知でしたか?

つい半年くらいまで、私もバターの違いといえば無塩か有塩かとバターかマーガリンかくらいの知識レベルでした。それが今や「発酵バター」だの「グラスフェッドバター」だのと、高尚なバターにまで手を出すようになり……。研究所さまさまです。

 

さて、通常は穀物を食べて育った牛のミルクを使っているのに対し、「グラスフェッドバター」というのは、牧草飼育牛のミルクを使って作られたバターです。要は放牧によって育ち、牧草のみを食べて育った牛のミルクを使って作られたバターという事です。さらに、ホルモン剤や抗生物質の投与もされていなので、健康的な牛のミルクから作られたバターとも言えるでしょうか。

 

一方、「発酵バター」は製法による違いがあります。

日本で一般的に出回っているバターは発酵されていない「非発酵バター」です。日本でバターが普及した時代には技術が発達して非発酵バターが作られるようになっており、それが定着しました。一方、バター発祥のヨーロッパでは製法技術が未熟だった頃からバターが食べられていました。製造技術が未熟なため製造にも時間がかかり自然と発酵が進んでしうことが頻発。デフォルトで「発酵バター」に慣れ親しんできたのです。そんな歴史からヨーロッパでは製造技術が進んだ現在でも「発酵バター」が好まれているようです。

左の楕円形がオランダ産「発酵バター」です。

右の長方形がニュージーランド産「グラスフェッドバター」です。

色が違いますね。

「グラスフェッドバター」の方が黄色いです。

こちらは、発酵バターで作ったバタートーストです。

 

こちらは、「グラスフェッドバター」で作ったバタートーストです。

「グラスフェッドバター」はレモンイエローです。

 

さて、気になる味の違いですが。

「発酵バター」は焼かない方が断然美味しい。

私の個人的な感想です。

焼いてしまうと独特の風味が薄れてしまうように感じました。消えてしまう訳ではないですが、焼くよりも常温にもどしたバターを生パンにつけて食べる方が断然美味しかった。バタートーストという意味では、通常のバタートーストよりも少しだけ発酵食品独特の爽やかな風味を楽しめるなぁくらいの違いでした。

 

 

「グラスフェッドバター」はサラッとたんぱくな味わい?!

草食な牛さんのミルクから作られたバターだから!と、いう先入観に引っ張られたのか、サラッとした味わいに思えました。しつこくないです。通常バターを少しだけ爽やかにした味わい!?と、いうイメージです。でも、目を閉じて利きバターを試したら正解できるかは自信ないです😭

 

それでも、やれるだけの事はやった!という達成感はあります(笑)

発酵バターの美味しさも、グラスフェッドバターの美味しさも体験できました。

お次はいろいろなご当地バターも食べてみたいなぁ。

なんて、終わりの見えない研究です。

 

とく

 

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究極のバタートーストを作りたい〜後編〜

2019.07.02

新発見! 四方の切り込みは

高ポテンシャルの持ち主です

 

パンの厚さが決まったところで切込みについての比較を行いました。

切込みのないバタートーストも満足のいく味わいでしたが、“おいしい”と称されるバタートーストには切込みが入っているケースが多いので十字に格子、さらに四方に切込みを入れてみました。

例えば、喫茶店なんかで食べるトーストを思い浮かべたとき、厚切りパンに十字や格子の切り込みが入っていることがありますよね。でも、この四方の切り込みをお目にかかったことはありません(笑)。なぜなのかは明白。この切り込み、きれいに入れるのが難しかったです。ナイフをグサッとパンに突き刺して貫通させたのち、四隅手前まで切り込みを入れていきます。内側を抜き落としてしまわないように、注意が必要です。

 

いざ、トースト。

 

焼けたパンに約1.5gづつのバター(6gを4等分にしただけです)を塗り広げます。

ここからは、スピード勝負です。

スピーディにいかないと途中でバターが溶け切ってしまい、全体に塗り広げることができないからです。

 

はい。

完成〜。

 

oh, beautiful

なぜか、英語な見た目です(笑)

 

このね、切込みにバターが染み入っておいしいんだわ。

食パンは焼かないでそのまま食べる派の「自由な研究所」所長は、これが一番おいしい!と、言い張っていました。

小麦の風味がいっちばん際立って、もちもち感もピカイチ〜。っと、力説していましたが、所長の主張もむなしく……(続きは紙面をご覧下さい)

 

総合的に格子カットのバタートーストがおいしい

所長は四方を主張し続けましたが、ここは民主主義に則って多数決です。

確かに四方もおいしいですが、総合力で格子に軍配が上がりました。

1、切込みが入れやすい

2、見た目が美しい

3、バターポケットのジュワッとバターが悶絶級に美味

だからです。

 

 

バターを塗り広げる際はスピード重視なのですが、つい手を止めて見入ってしまう、バターが溶け入る瞬間。

アートです。

ファンタスティックです。

 

 

ツヤツヤです。

こんがり小麦色と艶やかなバターの金色、パンの白肌。

見た目のコントラストと同レベルで食感と風味の違いを楽しめます。

小麦の旨味とバターのコクが相まって、贅沢な一品です。

 

 

 

意外な結末!

先塗りトーストが美味しいわけ

 

あなたが普段作っている「いつものバタートースト」を教えて下さい。

そう聞くと多くの場合、トースト後にバターを塗っているとの結果が得られました。

 

こんな絶景だったり

こんな絶景だったり。

を、眺めることもできます。

 

熱っ!

熱っ!!!!

 

と、言いながらバターを塗り塗り。

バターがたっぷりな部分と届いていないところのコントラストも楽しめて、美味しいような気がしていましたが……。

食べ比べたところ、全員一致でトースト前にバターを塗った方法の法が美味しいことが判明しました。

カメラには収められませんでしたが、食パンの上でプツプツぷつぷつプツぷつと踊るバターも絶景でした。見惚れましたよ。

 

こうして決定した「キィニョン究極のバタートースト」。

 

まだ、あなたにとっての「究極のバタートースト」に出会えていない方は一度お試しくださいね。

 

研究を進めれば進める程、バタートーストの奥深さにハマって行った研究員たち。

各自これからも「バタートースト」を深堀りし続けます(笑)

 

 

黄金の輝き。

黄金色とは正にこのこと!

美しい😭

接写しすぎました。

 

今度は、あなたの「究極のバタートースト」のお話が聞きたいな。

とく

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究極のバタートーストを作りたい〜前編〜

2019.07.01

さぁ、バタートーストを作りましょう

「毎朝食べているバタートーストをちょっとの工夫でおいしくできないかな〜」

と、いう食いしん坊魂から「究極のバタートースト」!を、目指して立ち上がった研究員。

Free paper「キィニョン」には紙面上の限界があり、だからこそ、良い意味で簡潔に皆さまにお伝えできたのではないかと思っています。

 

でも、でも、本当はもっともっとお伝えしたいことや、お見せしたい写真がたくさんあったのです。ですから、「究極のバタートーストを作りたい」と題して前・後編でお届けしたいと思います。

 

食パンには

「キィニョン食パン」か「国産小麦の食パン」か

バタートーストを作ろう!と、思い立ったら、必要なのは食パンです。

キィニョンではそれぞれに特長がある3種類の食パンを販売しています。看板商品である「キィニョン食パン」は圧倒的なしっとり感とふわっふわ感のトリコになるお客様続出の商品ですので、生の状態(買い立てそのままの食パンを“生”と読んでいます)でお召し上がりいただきたいです。耳とか、皮と呼ばれる焼き色の入った外側部分の香ばしさと柔らかさも人気です。

 

「玄米食パン」は玄米の風味と玄米アップの食感がポイント。「キィニョン食パン」と同様に、しっとりふわっふわを最大限お楽しみいただきたいので生でのお召し上がりがおすすめです。

「国産小麦の食パン」に関して言えば、小麦の旨味ともっちり感が特長。もっちりでむっちりなので、もちろん生もおすすめですが、バタートーストにすると「国産小麦の食パン」の潜在能力を最大限に発揮する(気がする)ので、今回は「国産小麦の食パン」を選出しました。

 

 

食パン1枚に対してバター6g

何よりも重要なのは常温に戻しておくこと

 

4枚切りも6枚切りもどちらも6gのバターを使用してトーストします。

 

このバター、有塩バターにするか無塩バターにするかでも事前に数名で食べ比べ。有塩バターの若干の塩気から生み出される後引くおいしさが決めてとなり、今回は有塩バターを使用しております。そう、同じ6gでも有塩と無塩とでバターの存在感というか、メリハリ感が違うのです。

 

トーストには厚切りがおすすめ

 

次に比べたのはパンの厚さです。

キィニョンで1番人気の6枚切りとトーストとしておススメしている4枚切りの食べ比べです。

普段、本店を利用している私。

半斤とか1斤とか確認しないまま店頭から手頃なサイズの食パンを購入していたら、何の気なしに1斤6枚切りのヘビーユーザーでした(と、いう事が今回判明しました)。

これが、1斤です。

 

1本は焼いたままのサイズなので、お店によって異なります。キィニョンの場合は約36㎝。3斤分の長さです。

本店の場合、当日焼きの「キィニョン食パン」は12時頃、「国産小麦の食パン」「玄米食パン」は15時頃、立川工房より到着します。

(店舗によって、日時によって、食パンの在庫数も変動します。店頭もしくはお電話にて、どの食パンのどのサイズを何枚切りで何時に・・・という具合にご予約いただくことをおすすめします)

 

 

この1斤を4等分にカットしてもらうのが「4枚切り」です。

5等分であれば「5枚切り」。

すでにカット済みの食パンは「6枚切り」か「8枚切り」である場合が多いです。

私も通常食べ慣れている食パンは「6枚切り」です。

サンドウィッチには「8枚切り」。

店頭で販売スタッフに「1斤を4枚切りにして下さい」と、お伝えいただけると、

この状態になります。

 

この厚切り、オシャレカフェでしかお目にかからない代物だと思っていました(笑)

でも、「6枚切り」と「4枚切り」を実際に食べ比べてみるとその差は一目瞭然。

もっちりとサックリの食感と味わいの違い。有塩バターとの相性。

トーストしないまま食べるときはふわっふわの6枚切りですが、トーストすると表面のサックリに押されてもっちりが少なめとなり、物足りなさを感じます。有塩バターの塩気も少し強いと感じるかなぁ。食べ比べなければ知り得なかった物足りなさです。

 

私はこの4枚切りを1枚ペロッと食べられちゃいますが、「この厚さ1枚はムリでしょうー」という方は4枚切りを縦半分(厚さはそのまま)に切る方法がおすすめです。もしくは、5枚切りにする!? ご自身のベストな量を模索してみてくださいね。

 

後編へ続きます。

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