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キィニョンの節分

2020.01.30

近年では「恵方巻き」がフューチャーされている節分。

どうして恵方巻きを食べるのか、どうして豆まきするのか、きちんと理解してますか?

節分は旧暦の大晦日

もともと、季節の節目である節分。「立春・立夏・立秋・立冬」の前日が節分と呼ばれ、年に4回あるのですが、旧暦では春から新年が始まったので立春が新年、その前日の節分が大晦日にあたります。昔は季節の分かれ目、年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられており、邪気祓いの一環が豆まきだったというわけです。

 

豆まきで邪気祓い

鬼は邪気や厄の象徴です。この鬼を追い払うことで、福を呼び込みます。大豆は五穀の中でも霊が宿ると信じられており、豆を煎ることで「魔の目を射る」こと、としたようです。煎り大豆で豆まき!「鬼は外 福は内」です。

 

キィニョンでは煎り大豆を粉にした香ばしい「きな粉」を使ったおにパンと豆乳きな粉シフォンをご用意します。もはや、おにパンを平らげて撲滅するという発想でもいいかもしれません(笑)こんなに美味しい鬼なら、いくらでも食べられそうです。

鬼顔のパンの中には自家製きな粉餡がたっぷり。甘さ控えめで香ばしいきな粉餡です。

 

しっとりでふわっふわ。キィニョンのシフォンケーキに香ばしいきな粉と豆乳を合せると、風味豊かでコク深く、仕上がりました!

 

ちなみに、恵方巻きは関西発祥。恵方巻きとしての風習については不明な点も多いそうですが、七福神にちなんで七つの具材を入れて巻く「太巻き寿司」を丸かぶりして食べるのが基本のようです。1本丸ごと一気に食べることで、商売繁盛や幸運を一気にいただく。ということを意味しているよう。途中で止めると運を逃がしちゃうようなので、なかなか大変です。

 

美味しく、楽しく、正しく、日本の風習を次の世代に引き継げたら嬉しいなぁと思う今日この頃です。

 

※キィニョンのおにパンと豆乳きな粉シフォンケーキは期間限定、販売店舗限定商品です。

販売期間:2月1日(土)〜3日(月)

販売店舗:国分寺本店、国分寺マルイ店、エキュート立川店(立川店のみ各日お昼頃からの販売スタートになります)

カテゴリ:イベント , パン
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国分寺北口の「くだものや」さん

2020.01.30

今回の「うれしい」みつけた小さなおでかけ。

本店トーストセットの自家製ジャムや、本店イベント時にお世話になっている果実店【くだものや】さん。お店の名前が、【くだものや】さんです。

 

国分寺駅北口から徒歩約5分。スーパーオシャレな自転車屋さん「フリーパワーショップ国分寺(株式会社Olympicの1階)」を右折した小道中腹にあります。

 

とある冬の午前中に伺った私たち。

静かな路地に一角だけ人だかりがあり、すぐにそこが【くだものや】さんだとわかりました。

 

 

なんとも、心惹かれる「OPEN」サイン。

アメリカンダイナーチック?

 

果物もたっぷり。

ひっきりなしにお客様が来店され、しかも皆さん店主と会話をしながらお買い物されるので、邪魔にならないよう我々はしばし陰を潜めておりました。

 

「贈り物として見繕ってくれるー?」

「みかん1kgとりんご4個と……」

「急がないなら運んであげるよー」

「小さいのと大きいの、どっちが良い?」

「そこのみかん、試食して良いよー」

次々に果物が売れていきます。そして、その度に品出しの手が止まるため、店頭に並ぶのを待ち構えている果物もいます。お目当ての果物が決まっている場合は、店頭で見つけられなくても店主に聞いてみて下さい。「あるよー」って、箱から出して下さるかもしれませんよ。

ちなみに、バナナは私たちがお邪魔している間に完売しちゃってました。

 

【くだものや】さんは、希望すれば購入した果物を配達してくださいます。

「果物は重いからね〜。この辺には他にお店もない。わざわざうちに果物を買いに来てくれている訳だからねぇ」って、おっしゃっていました。

そして、果物を買いに来たおばあちゃんに、

「送ってあげるから車に乗ってて!」

と、奥様。

配達途中に自宅まで送ってあげるから、とのこと。おばあちゃんはゆっくりとした足取りで、配達用トラックの助手席に乗り込みました。

 

配達用果物を次々とトラックに積み込んでいる間、助手席で静かに座って出発を待ち続けるおばあちゃん。なんだか、とっても心の温まるワンシーンでした。

 

見るからに美味しそうな果物たち!

ご覧の通り、安さをウリにしているお店ではないです。

我が家は果物を常備してはいませんが、季節の果物は買います。梨やぶどうは縁あって贈ってもらっていますが、夏のスイカ、メロン、冬の苺は子ども達も大好で、買って帰ると秒殺……。りんご、みかん、キウイ、グレープフルーツ、時々さくらんぼ。普段の果物は近所のスーパーで購入するのですが、毎回カケです(前回は外しました😭)。美味しいときもあれば、残念な場合もあって、でもそれをお店の方に伝える術はありません。

 

会話が楽しい果物屋さんです。

 

お仕事体験に訪れた中学生の手書き。

若者からも愛されています。

 

自由研究「グリルドチーズトースト」で使うりんごを買おうと思ったら。味見してごらんよ〜っと、店先でおもむろに剥いてくれました。ありがとうございます!美味しい〜💓

何個からでも対応してくれる【くだものや】さん。

ふと、20年近く前に暮らしていた西荻窪の八百屋さんを思い出しました。

「カレー作ろうと思って……」「野菜炒めにしようかぁ」と、メニューを伝えると「じゃぁ、これかな」ってお野菜セットを作ってくれた八百屋さん。当時一人暮らしの私はスーパーで複数種の野菜を買うよりも有り難く、この八百屋さんに通ってたなぁ。今思うとスーパーにもバラ売り野菜の販売はあって、そこで買っても良かったんですけど、八百屋さんで買っていたのはやっぱり居心地が良かったんでしょうね。

 

そんな感じです。

「家族4人だから4個で〜」とか、「ジャム作りたいから……」とか、用途や希望を伝えると応えてくれる【くだものや】さん。味の好みにも向き合って下さいますから、ぜひ、店主との会話を楽しむ気持ちで【くだものや】さんへ訪れてみてください。毎朝の食卓が果物で充実するかもしれませんよ〜。

 

 

末永く、国分寺で営んで欲しい【くだものや】さん。

これからも、お世話になります!

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