寒が戻り過ぎた東京は積雪を記録
パン作りも難しい時期なのです
2018.03.22
3月21日、春分の日。
ですが、東京ではまさかの雪。
積雪まで……。
つい先日まで暖かくて桜の話をしていたのに、急に真冬に逆戻り。この時期「寒の戻り」とはよく耳にしますが、ここまで戻りすぎると突っ込みを入れたくなります。東京で3月の大雪警報が発令されたのは32年ぶりだそうです。大雪警報、発令されてたんですね……。
さて、こうした気温の急激な変化は「パン作り」にとっても、とっても難しい時期。
気温の上昇で発酵の速度が早まったり、釜内の温度が上がりすぎたり。また逆もしかり。気温や湿度にデリケートなパン作り。季節の変わり目は気温や湿度の変動も大きく、パン作りにとって適した温度帯を探すのがとても大変。ベストな状態を維持する難しさは何にでも共通しますね。
まさに、職人技というか、経験値というか。パンの素となる湯種の段階から状態を見極めて、焼き上がりまでの温度と時間を調整していかなくてはいけないのです。こればっかりは感覚を頼るしかないのでしょうね。
季節の変わり目にも、いつもと変わらないパンが並ぶのが当たり前だと思っていましたが、熟練技に支えられて成り立っているって事を改めて感じました。
ふわっふわでしっとり。
大好きなパンが食べられる幸せを、今日も朝からいただきまーす。
とく
カテゴリ:パン