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国分寺北口の「くだものや」さん

2020.01.30

今回の「うれしい」みつけた小さなおでかけ。

本店トーストセットの自家製ジャムや、本店イベント時にお世話になっている果実店【くだものや】さん。お店の名前が、【くだものや】さんです。

 

国分寺駅北口から徒歩約5分。スーパーオシャレな自転車屋さん「フリーパワーショップ国分寺(株式会社Olympicの1階)」を右折した小道中腹にあります。

 

とある冬の午前中に伺った私たち。

静かな路地に一角だけ人だかりがあり、すぐにそこが【くだものや】さんだとわかりました。

 

 

なんとも、心惹かれる「OPEN」サイン。

アメリカンダイナーチック?

 

果物もたっぷり。

ひっきりなしにお客様が来店され、しかも皆さん店主と会話をしながらお買い物されるので、邪魔にならないよう我々はしばし陰を潜めておりました。

 

「贈り物として見繕ってくれるー?」

「みかん1kgとりんご4個と……」

「急がないなら運んであげるよー」

「小さいのと大きいの、どっちが良い?」

「そこのみかん、試食して良いよー」

次々に果物が売れていきます。そして、その度に品出しの手が止まるため、店頭に並ぶのを待ち構えている果物もいます。お目当ての果物が決まっている場合は、店頭で見つけられなくても店主に聞いてみて下さい。「あるよー」って、箱から出して下さるかもしれませんよ。

ちなみに、バナナは私たちがお邪魔している間に完売しちゃってました。

 

【くだものや】さんは、希望すれば購入した果物を配達してくださいます。

「果物は重いからね〜。この辺には他にお店もない。わざわざうちに果物を買いに来てくれている訳だからねぇ」って、おっしゃっていました。

そして、果物を買いに来たおばあちゃんに、

「送ってあげるから車に乗ってて!」

と、奥様。

配達途中に自宅まで送ってあげるから、とのこと。おばあちゃんはゆっくりとした足取りで、配達用トラックの助手席に乗り込みました。

 

配達用果物を次々とトラックに積み込んでいる間、助手席で静かに座って出発を待ち続けるおばあちゃん。なんだか、とっても心の温まるワンシーンでした。

 

見るからに美味しそうな果物たち!

ご覧の通り、安さをウリにしているお店ではないです。

我が家は果物を常備してはいませんが、季節の果物は買います。梨やぶどうは縁あって贈ってもらっていますが、夏のスイカ、メロン、冬の苺は子ども達も大好で、買って帰ると秒殺……。りんご、みかん、キウイ、グレープフルーツ、時々さくらんぼ。普段の果物は近所のスーパーで購入するのですが、毎回カケです(前回は外しました😭)。美味しいときもあれば、残念な場合もあって、でもそれをお店の方に伝える術はありません。

 

会話が楽しい果物屋さんです。

 

お仕事体験に訪れた中学生の手書き。

若者からも愛されています。

 

自由研究「グリルドチーズトースト」で使うりんごを買おうと思ったら。味見してごらんよ〜っと、店先でおもむろに剥いてくれました。ありがとうございます!美味しい〜💓

何個からでも対応してくれる【くだものや】さん。

ふと、20年近く前に暮らしていた西荻窪の八百屋さんを思い出しました。

「カレー作ろうと思って……」「野菜炒めにしようかぁ」と、メニューを伝えると「じゃぁ、これかな」ってお野菜セットを作ってくれた八百屋さん。当時一人暮らしの私はスーパーで複数種の野菜を買うよりも有り難く、この八百屋さんに通ってたなぁ。今思うとスーパーにもバラ売り野菜の販売はあって、そこで買っても良かったんですけど、八百屋さんで買っていたのはやっぱり居心地が良かったんでしょうね。

 

そんな感じです。

「家族4人だから4個で〜」とか、「ジャム作りたいから……」とか、用途や希望を伝えると応えてくれる【くだものや】さん。味の好みにも向き合って下さいますから、ぜひ、店主との会話を楽しむ気持ちで【くだものや】さんへ訪れてみてください。毎朝の食卓が果物で充実するかもしれませんよ〜。

 

 

末永く、国分寺で営んで欲しい【くだものや】さん。

これからも、お世話になります!

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